就農したい人の第一歩。職業訓練農業科@山梨(例年1月募集)
【2024年の情報更新!】
未経験だけど、山梨で農業で生計を立てたい。農業法人に就職したい。山梨県には、就農をこころざす方が基礎的・実践的な知識を身につけられるさまざまな研修制度があります。
その一つが、山梨県立農林大学校で実施される「職業訓練農業科」です。
職業訓練農業科とは?
職業訓練とは、就職希望者を対象にハローワークが行う訓練(講座)です。全国のハローワークで求職申込・職業相談を実施した方が受講することができます。
今回ご紹介する職業訓練農業科は、特に農業法人への就職を希望する方が対象です。
■コース:(1)果樹コース (2)野菜・有機農業コース
■実施期間:9か月間 令和6年4月18日(木)~令和7年1月17日(金)
■実施時間:午前9時~午後4時10分
■実施場所:山梨県立農林大学校(北杜市長坂町長坂上條3251)
■費用:テキスト代、検定受験料、保険料など 約4万円
実費負担4万円程度で9か月間しっかりと研修を受けることができるんです。カリキュラムは、基礎的な栽培の知識、農業機械の扱い方、営農計画、そして最も時間をかける現場での実習など多岐にわたります。
訓練中の収入・生活費はどうすればいい?
期間中は平日毎日訓練がありますので、フルタイムの仕事を続けることは難しくなります。その間の生活費のやりくりとして三つの方法があります。
・雇用保険基本手当、職業訓練受講給付金を受給
雇用保険に加入している方は、現在の仕事を退職後、失業手当を受給することができます。状況により異なりますが、金額は在職時の賃金の50~80%程度。期間は最長1年間です。就業形態や期間により異なりますので、ハローワークで確認しましょう。
・アルバイト
職業訓練中以外の余暇時間を使ってパート・アルバイトをすることが考えられます。ただし前述の失業手当などを受給している場合、一定の収入や勤務時間を超えると手当が減額されることがあるので、よく確認しましょう。
・貯金を使う
上記二つとあわせてになりますが、在職中にある程度のお金を貯めておくことは重要です。就農に限らず新しく何かを始めるとき・生活スタイルを変えるときには、収入の減少や支出の増加が起こりやすいので、日頃から蓄えておくことをお勧めします。
令和6年度(2024年度)の募集について【2024/1/17更新】
令和6年度の受講生募集期間は、1月15日(月)~2月22日(木)です(書類選考受付期間)。
入校願書や履歴書の用意、ハローワークでの職業相談などが必要となりますので、時間に余裕をもって準備しましょう。書類選考ののち、面接による二次選考があります。
詳細については、山梨県立農林大学校の下記のページをご覧ください。
職業訓練農業科以外の研修・体験の制度は?
ここまで紹介した職業訓練農業科は9か月間学ぶものですが、他にも農業を学べる機会があります。その一つが、通いながら受講できる「就農トレーニング塾」です。
・週末農業塾
年間10日間、土日に農作業の実習を行います。果樹コース、野菜コース、有機農業コースがあります。
・平日1日、週末2日体験
単発で1日または2日間、農業体験をすることができます。職業訓練農業科の実習に参加する形となります。
毎年4月頃に受講生を募集しています。最新情報は農業大学校のページをご確認ください。
山梨への移住・就農相談はやまなし暮らし支援センターへ
職業訓練受講、あるいは就農の検討にあたり「縁もゆかりもない山梨県に移住するのが不安」という方も多くいらっしゃると思います。
・就農時の地域選びや住居はどうしよう
・どんな農業スタイルがいいか迷っている
・そもそもどんな農業法人があるの?
といった疑問・質問・ご相談をやまなし暮らし支援センターにて承っています。
対面・オンラインでの相談はご予約制になりますが、電話・メールでの簡単なご質問からでも大丈夫です。
また、
・もっと詳しく就農までのステップや就農後の収支について相談したい
・移住のことはなんとなくわかるけど、農業について聞きたい
といった方には、山梨県就農支援センターでの相談がおすすめ。専門の相談員にオンライン等でもご質問いただけます。ぜひお気軽にご利用ください。
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